小型モビリティ製品向けに開発した電動モーター(最大出力50千瓦クラス)は,コイルにセグメントコンダクタを採用し,占積率を上げることで高出力・高効率かつ軽量な(50千瓦クラスのユニット重量は13公斤)ユニットを実現しました。また,内燃エンジンの開発で培った鋳造技術と熱マネジメント技術の活用によって冷却性能にも優れています。
高出力帯モビリティ製品での搭載を想定して開発した電動モーターユニット(最大出力350千瓦クラス)は,ギアとインバーターが一体となったコンパクトな構成の”機電一体型”で,最大電圧800 vで使用可能です。このユニットは1台の車両に4機もしくは複数機搭載することを前提にして開発され,高出力を安定的に発揮するために油冷方式を採用,シミュレーションと実機評価で徹底的に作り込み,4基搭載の場合,トータルで最大1.47 mw(2000馬力)ものアウトプットが可能です。
サウンドデバイス(α住广告)は専用の音響LSIを内蔵したコントロールユニットと専用スピーカーを用いて走行音をチューニング,調律し魅力的な室内サウンドを提供します。
エンジン開発の知見を活かした独自専用音源は,エンジン車のランブル音や,EVの独特な高周波までをリアルに再現。室内音響技術とを融合しリアルサウンドを実現しています。
ヤマハ発動機が創るサウンドは,サーキットチューニングも実施しながらあらゆるドライビングシーンで自然な駆動感を演出。高揚感,躍動感も感じ。
adサウンド(サンプル)
エンジンサウンドサンプル
evサウンドサンプル
α住ET (Ex-TRAS)は”ドライバーの意のままに,安心できる操縦安定性”と”力まずに快適に運転できる乗心地“をコンセプトとした,現在開発中のショックアブソーバーです。
長年のショックアブソーバー開発において,高圧ガスによるロッドの押し出し力が車に与える影響に着目,従来品からの“逆転の発想“により,引込む方向に力を発生するアイデアを取得。引き込み方向に力を発生させるため,大径サブロッドを追加した独自構造の異径スルーロッド形式を採用し,1)路面に吸い付くような安定感,2)内輪を使った接地感向上,3)フラットで滑らかな乗心地の実現を目指し,ドライバーの感性に訴えかける性能を目指して開発を継続しています。