モトGP世界選手権第9戦オランダGP(TTアッセン)が6月30日(土)開催され、フィアット・ヤマハ・チームのバレンティーノ・ロッシ選手(伊)が優勝、モーターサイクルの世界最高峰ロードレース(GP500及びモトGP)でのヤマハ選手の通算優勝回数は150回となった。
ヤマハは1961年に世界選手権ロードレースに初参戦。当初250cc、125ccクラスに参戦していたが、1973年よりファクトリーマシンを投入し最高峰のGP500ccクラスに挑戦を開始した。 同クラスでのヤマハ最多優勝選手は、今回優勝のV・ロッシで28勝。続いてエディ・ローソン(米)が26勝、ウェイン・レイニー(米)が24勝、ケニー・ロバーツ(米)が22勝、マックス・ビアッジ(伊)が8勝を飾っている。日本人選手では阿部典史が3勝、金谷秀夫が1勝となっている。
2007年オランダgpで優勝したv·ロッシ選手とyzr-m1
v·ロッシ選手談: 「信じられないような展開!僕のキャリアのなかのトップ5に入る素晴らしいレース。実際予選のあとはかなり落ち込んで、決勝に何を期待したらいいのか、わからないほどだった。でも一旦走り出してみると、ペースがとても良くて全力でプッシュできた。どんどん前のマシンを抜いていき、これならストーナーに追いつけるとわかったので、懸命に攻め続けたんだ。タイヤも消耗していたし、もちろん彼もとても速かったので、パスするのは簡単ではなかったが、YZR-M1が好調に走ってくれたので終盤で彼を捉えることができた。ミシュランとチームに心から感謝。ここで勝てたことは本当に嬉しい。またスペシャル・カラーリングも良かったね。今までの経験では、カラーリングを新しくしたときは、たいていうまくいかないんだけれど、今回はこのとおりの大成功!ヤマハの150回目の勝利をこんな形で祝うことができて感激だ」
ヤマハgp500クラス及びモトgpでの優勝履歴
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