来る7月29日(日)、三重県・鈴鹿サーキットで決勝が行なわれる「世界耐久選手権シリーズ第3戦 "コカ・コーラ ゼロ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」に出場するヤマハトップサポートチームの概要が決まりました。チーム名は「YAMAHA RACING」で、ゼッケン「21」と「81」の2組のペアが出場します。
ゼッケン「21」のマシンには、「YSP・レーシング・チーム・スポンサード・バイ・プレストコーポレーション」のカラーリングが施され、中須賀克行選手と大崎誠之選手のペアが出場。ゼッケン「81」のマシンには「ワイズギア・レーシング」のカラーリングが施され、阿部典史選手とジェイミー・スタファー選手(豪)のペアが出場します。マシンのカラーリングは、今季中須賀・阿部両選手が全日本選手権でそれぞれ駆るマシンと同様で、ファンに馴染みのあるグラフィックです。出場クラスはJSB1000クラス、使用マシンは2007年型YZF-R1です。
中須賀選手は、今季の全日本ロードレース選手権第4戦九州大会でJSB1000クラス初優勝を飾り、さらにこの6月の8耐前哨戦・鈴鹿300km耐久ロードレースでも52周をひとりで走り3位表彰台を獲得するなど、成長著しいライダーです。 鈴鹿8耐では、2005年にリザーブライダーとして参戦、本戦参戦を初めて果たした昨年は、トラブルに見舞われリタイヤで決勝レースを終えており、その雪辱を果たすべく優勝をめざし、今年自身2度目の8耐に参戦します。ペアの大崎選手は、全日本選手権JSB1000クラスに参戦中で、鈴鹿8耐には4年連続出場となります。
阿部選手は、長年のグランプリ、WSB参戦の経験(GP500通算優勝回数3回等)を経て、今年13年ぶりに全日本選手権に復活、「ワイズギア・レーシング」からJSB1000に参戦しています。阿部選手にとっては、今回が鈴鹿8耐初参戦となります。前哨戦の300km耐久ロードレースでは終盤まで上位争いを展開しており、初出場ながら優勝を狙えるポテンシャルに期待が集まります。 ペアを組むスタファー選手は、2006年オーストラリア国内選手権スーパーバイクおよびスーパースポーツの両クラスにYZF-R1、YZF-R6を駆って参戦し、ダブルチャンピオンを獲得。2007年シーズンも同選手権スーパーバイククラスでポイントリーダーとして活躍しており、その勢いのまま初参戦の鈴鹿8耐に臨みます。
6月10日の8耐前哨戦・300公里耐久ロードレースの中須賀選手(左)と阿部選手(マシンは“YZF-R1”)
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